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- 科名・属名 : ショウガ科 ハナミョウガ属
- 特徴 :
草丈2〜3mの多年草。
葉は楕円状披針形で、長さ40〜70cm、幅5〜9cm。先は鋭く、表面には光沢があり、縁には密に毛が生える。
花は長さ15〜30cmの総状花序となって垂れ下がり、側枝に1〜2花つける。花冠は3裂し、唇弁は黄色で中央に紅条があり、長さ2cm程度。
苞は白色で、先は赤みを帯びる。花軸には褐色の毛が密生する。
果実(刮ハ)は卵球形で長さ1.5〜2.5cm、縦筋があって赤熟し、褐色の毛を密生する。
- 分布・生育地 :
小笠原、九州(南部)〜沖縄 (国外:台湾、東南アジア) 暖地の海岸に近い林下
- 花期 : 4〜8月
- 撮影月日・場所 :
2005年5月15日 沖縄県国頭郡 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 中・花 2016年5月13日 同 上 下左・果実 2005年6月10日 沖縄県石垣島 下右・葉 2016年5月13日 沖縄県国頭郡
- 撮影記 :
ショウガ科でもクマタケランに比べると、ずっと大きい派手な花をつける。
香りのよい葉は抗菌作用もあるようで、沖縄などではサンニンと呼んで餅などを包むのに使われている。
南西諸島では、初夏の頃、道端や人家の近くでよくこの花を見かける。
花が終わると、下の写真のようなビワを小さくしたようなシワのある果実を一杯につける。写真の果実はまだ熟していない状態で熟すと赤くなる。
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