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 - 科名・属名 : ショウガ科 ハナミョウガ属
  
 - 特徴 :
  草丈2〜3mの多年草。 
 葉は長楕円状披針形で、長さ30〜40cm、幅4〜5cm。先は尖り、先端の葉の縁には細鋸歯があり、無毛。葉舌の縁に毛がある。 
 花は穂状の長さ10〜20cmの円錐花序となって直立し、下方から2〜3個の枝を出す。 
 花冠は基部から7mm程度まで癒着、唇弁は扇状で先は4裂し、外側の裂片はやや腎臓形、白色でそれぞれの裂片の中央に紅状があり、長さ約10mm。萼は筒状、先は3裂し、長さ約8mm。 
 果実(刮ハ)は球形、径6〜7mm程度、橙黄色に熟す。  
 - 分布・生育地 :
  沖縄(西表島、石垣島) (国外:中国、台湾、フィリピン)  海岸に近い林下  
 - 花期 :   6〜7月
  
 - 撮影月日・場所 :
  上・全体1 2005年6月11日  沖縄県西表島<  (上は拡大写真あり、写真をクリック)br> 中上・花1 2005年11月6日    同  上  中中・花2 2019年5月10日    同  上  中下・果実1 2004年10月2日    同上   左下・果実2 2007年10月29日    同  上  右下・葉    同  上  
 - 撮影記 :
 
 アオノクマタケランによく似てているが、写真でもわかるように花は小さく、感じも少し違う。 
 最も違うのは、下の写真のように果実が赤くならず橙黄色になることである。 
 西表島では果実の頃に林縁などで見かけることが多いが、他では石垣島にわずかに知られるだけの少ない種である。 
 花の時期は割合に短く、花や実がないとショウガ科特有の大きい葉だけで、他のクマタケランの仲間と区別することは難しい。  
 
  
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