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- 科名・属名 : ツユクサ科 イボクサ属
- 特徴 :
草丈10〜30cmの1年草。
茎は下部で分枝し、匍匐して節から根を出す。
根出葉は狭線形〜披針形、長さ3〜15cm、幅3〜12mm。先は鋭頭、葉縁基部から葉鞘の縁にかけて繊毛がある。茎葉は根出葉より短い。
花は茎頂または葉腋から長い花序枝を出し、その先に集散花序となって片側に数個着き、径約7〜8mm。花弁は3個、淡青紫色〜淡紅色、やや円形。完全な雄しべは2個、花糸の下部に毛がある。萼は楕円形で先が円く、長さ3〜4mm。花柄はわずかに曲がり、長さ2〜3cm。
果実(刮ハ)は楕円形で3稜があり、長さ約3mm。3室があり各室に2個の種子が入る。
- 分布・生育地 :
九州(南部)〜沖縄 (国外:中国、台湾、フィリピン、マレーシア、インド) 湿った畑や荒地、水田
- 花期 : 4〜11月
- 撮影月日・場所 :
上・全体 2004年4月10日 沖縄県西表島 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 中・花1 2003年12月13日 同 上 左下・花2 2018年11月3日 同 上 右下・葉 同 上
- 撮影記 :
イボクサが本州以南に分布し、水田など水湿地に生えるのに対し、本種は屋久島以南に分布している。
生育場所も水田だけでなく、湿り気のある畑や荒地などにも生えている。
色も淡い紫色で、長い花柄の先に次々に花を咲かせる。
西表島では畑の隅や滝近くの岩場の水辺に咲いていた。
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