シマツユクサ(島露草)

Commelina diffusa


シマツユクサ1

  • 科名・属名 : ツユクサ科 ツユクサ属

  • 特徴 :
     草丈60〜90cmの1年草。
     茎は下部で分枝し、匍匐または斜上し、節から根を出す。
     葉は披針形〜卵状披針形で長さ4〜7cm、幅1.2〜1,5cm。先は尖り、基部は無柄、葉鞘は長さ1〜2.5cm。
     花は直径約1.2cm、花弁は3個、淡青色で下方の小型の1個も極端に小さくはない。総苞はツユクサ同様縁が合着せず、卵形〜卵状披針形で長さ約1.5cm、先は細長く尖る。花柄は総苞から突出する。
     果実(刮ハ)は3室がある。

  • 分布・生育地 :
     九州(南部)〜沖縄 (国外:熱帯〜亜熱帯地域に広く分布)
     湿り気のある道路際、荒地

  • 花期 :   3〜11月(沖縄ではほぼ1年中)

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体 2004年3月24日  沖縄県石垣島
     中・全体2 2017年9月3日  沖縄県西表島
     (上、中は拡大写真あり、写真をクリック)
     左下・花 2004年3月27日    同  上
     右下・葉 2017年9月3日    同  上

  • 撮影記 :
     南の島に生えるツユクサで、ツユクサとの違いは検索表によれば、総苞の幅が狭く、広げれば狭卵形で先が次第に長く尖ることなどとされている。
     それより3枚の花弁のうち、下の1枚が極端に小さくなるのに対し、本種では小型ではあるものの極端に小さいことはなく、色も白でなく淡青色である。
     湿り気のある道路際や荒地など、ツユクサよりやや乾いた場所に多いが、花の写真のように3枚の花弁がきれいに開いている花は少なく、いい被写体を見つけるのには苦労した。

  • 葉

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シマツユクサ2

花