- 科名・属名
: ツユクサ科 ツユクサ属
- 特徴
: 草丈30〜50cmの1年草。茎は下部が這って分枝し、節から根を出して広がる。葉は互生し卵状披針形で長さ5〜8cm、基部は膜質の鞘になる。
花は葉腋から出た花軸の先に、2つ折になった苞に包まれる。花は3個の花弁からなり、上2個は大きくて青色、下1個は小さくて白色。花は1個ずつ咲き、半日でしぼむ。花色には色々な変異がある。苞は合着しない。
《ツユクサの品種》
●シロバナツユクサ(f. albiflora) 1993年9月15日 千葉県市原市
花が白色になったもの
●ウスイロツユクサ(f. ) 1998年7月10日 神奈川県中郡
花が淡紫色になったもの
●メガネツユクサ(f. ) 1993年9月15日 千葉県市原市
花の外縁部が白色に縁取られたもの
- 分布・生育地
: 日本全土 湿り気のある道端、草地
- 花期
: 6〜9月
- 撮影場所・月日
: 2004年8月29日 新潟県瓢湖 花 1983年9月18日 東京都八王子市 苞 2013年10月4日 同 左 下4枚の品種はそれぞれ拡大写真あり(写真をクリック)
- 撮影記
:
夏の朝、瑞々しい濃青色の花は、思いのほか美しい。あれだけ一面に咲いていた花も、午後になると萎れてしまう。
日本全土に分布し、どこでもポピュラーな花である。花色や葉裏や苞の毛の違いなどでいくつかの品種が知られている。
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