コウキクサ(小浮草)

Lemua minor


コウキクサ1


  • 科名・属名 : コウキクサ科 アオコウキクサ属
     注.APG分類ではサトイモ科(ARACEAE)、属名以下変わらず

  • 特徴 :
     水面に浮かぶ常緑の浮遊植物。
     花は花被片がなく、2個の雄しべと1個の雌しべが葉状体の窪みに埋もれているが、滅多に開花しない。
     結実も滅多にないが、種子には肋がない。

  • 分布・生育地 :
     北海道〜四国(日本全土との記述もある) (国外:南アメリカを除く全世界)
     池や水路

  • 花期 :  6〜8月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体 2024年5月30日  長野県菅平
     中・全体2(群生)    同  上
     (上は拡大写真あり、写真をクリック)
     下・根 2024年7月4日    同  上

  • 撮影記 :
     水の流れはほとんど感じられない湿原内の狭い水路、少し開けた水面にウキクサが浮いていた。
     この仲間は葉脈の数(1or3)や、根鞘基部の翼の有無などで同定される。
     2〜3個葉を取り裏面を見ると、根鞘基部に翼がなく、根端が鈍頭であったことから、よく似たアオウキクサではなく本種と判断したが・・・。あまり自信はない。

  • 同じ科の仲間の花
コウキクサ2(群生)