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 科名・属名 : ウキクサ科 ウキクサ属注.APG分類では、サトイモ科(ARACEAE)、属名以下変わらず)
 特徴 :浮遊する水草。
 普通、葉状体が3〜5個が細い柄で連なって群体を作る。葉状体は左右相称〜左右不相称の広倒卵形、長さ3〜10mm、幅3〜8mm。先は円く、全縁、掌状の5〜11脈があり、縁と裏面は紫色を帯びる。根は普通3〜21本。
 花は花被片がなく、2個の雄しべと1個の雌しべが鱗片状の葉に包まれるが、滅多に見られない。
 果実(胞果)はわずかに翼があり、1〜2個の種子があり、種子に肋はない。
 しばしば秋に越冬芽を作り、水底に沈んで冬を越し、翌年春になると浮き上がって発芽する。
 分布・生育地 :日本全土 (国外:南アメリカ、ニュージーランドを除く全世界)
 水田、池、溝など流れのない淡水面
 花期 :   8〜9月
 撮影月日・場所 :上・全体1 2019年8月27日  神奈川県川崎市
 中・全体2(群生) 2022年6月23日  神奈川県鎌倉市
 (上、中は拡大写真あり、写真をクリック)
 左下・葉状体(表) 2019年8月27日  神奈川県川崎市
 右下・葉状体(裏)、根 2022年6月23日  神奈川県鎌倉市
 撮影記 :水田の水溜りなどの流れのない水面に一面に浮遊しているのをよく見かける。
 首都圏近郊の水田でも普通に見られ、よくアオウキクサと一緒に浮いているのを見かける。左下の写真で、ウキクサの左上に見える楕円形の小さな葉がアオウキクサである。
 花もあるが滅多に見られないようで、よく調べるが見たことはない。
  
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