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- 科名・属名 : ユリ科 シュロソウ属
注.APG分類では、シュロソウ科(MELANTHIACEAE)
- 特徴 :
草丈60〜150cmの多年草。
葉は互生し、基部のものは鱗片状で茎を囲み、中部より上のものは広楕円形〜長楕円形、長さ20〜30cm、幅20cm程度。先は尖り、基部は鞘になって茎を囲む。
花は茎頂に大型の円錐花序となり、花は両性で8〜25mm。花被片は緑白色、倒卵形〜長楕円形、縁に毛状の鋸歯がある。雄しべは花被片の半分程度の長さ。
果実(刮ハ)は長楕円形、長さ約2cm。
- 分布・生育地 :
北海道〜本州(中部以北) (国外:サハリン、千島、カムチャッカ、朝鮮、中国(東北部) 山地の林下や湿った草原
- 花期 : 7〜8月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 1993年7月10日 神奈川県箱根 中上・全体2 2016年7月24日 群馬県利根郡 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・花 1993年7月10日 神奈川県箱根 下左・果実 2016年7月24日 群馬県利根郡 下右・葉 同 上
- 撮影記 :
コバイケイソウはよく夏山ポスターに使われ、知っている方も多い。
本種は草原にもあるものの、梅雨時の林下で見かけることが多いので、夏山しか登らない人は見たことがない人が多いかもしれない。
上の写真は、雨の中箱根で撮影したが、高さも150cm近くあり、ビッシリ花を咲かせていて見事だった。
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