バランギボウシ(葉蘭擬宝珠)

Hosta alismifolia


バランギボウシ

  • 科名・属名
  • : ユリ科 ギボウシ属

  • 特徴

  •  草丈60〜100cmの多年草。
     葉がハランに似ていることから和名が付けられた。葉は根生して細く、基部は楔形で硬い。
     花は高く伸びた花茎の先に多数つく。花被片は淡紫色で、内面の脈はやや濃色になる。

  • 分布・生育地

  •  本州(愛知県、岐阜県)、四国(高知県)
     湿った場所

  • 花期
  • : 8〜9月

  • 撮影月日・場所

  •  2003年9月3日 高知県南国市

  • 撮影記

  •  中部地方から西の湿地にあるミズギボウシに似ているが、葉は短くて多数つき、花も多数つく。
     9月初め、初秋の南国の花を撮ろうと高知に出かけた。
     最初の目的は空港に近いこの花であった。少ない種類で、高知県でも1ヶ所しか知られておらず、見つかるかどうか心配だった。
     山すそのやや湿った場所に着くと、細くて短い葉を一杯につけ、そのくせ花茎だけはやけに高いこの花を見つけ、幸先よい出足にほっとした。

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