エゾスカシユリ(蝦夷透し百合)

Lilium manculatum var. dauricum


エゾスカシユリ1

  • 科名・属名 : ユリ科 ユリ属

  • 特徴 :
     草丈20〜90cmの多年草。
     茎には稜があり、下部の乳頭状突起は少ない。
     葉は線形〜披針形で、長さは10cm以下。
     花は茎頂に1〜5個上向きに咲き、漏斗状で径10〜13cm。花被片は6個、橙赤色〜黄色で赤褐色の斑点があり、花被片の間は隙間がある。花柄やつぼみに白い毛が多い。

  • 分布・生育地 :
     北海道  海岸の砂地、岩石地

  • 花期 :  6〜8月

  • 撮影月日・場所 :
     2014年7月11日  北海道斜里郡(小清水)
     中 1991年6月30日  北海道斜里郡(以久科)
     (上2枚は拡大写真あり。写真をクリック)
     下・花 2014年7月11日  北海道斜里郡(小清水)

  • 撮影記 :
     原生花園を彩るこの花の群落は、夏の原生花園の代表的な風景としてよくポスターにも使われている。
     一時は小清水原生花園よりも以久科原生花園の方が花も多く素晴らしい群落が広がっていたが、2014年訪れると裏年であったかもしれないがすっかり衰退していて、小清水原生花園の方が素晴らしい群落が広がっていた。
     スカシユリの変種とされ、茎の下部の乳頭状突起が少なく、花柄やつぼみに白い毛が多いのが違いとされている。

  • 同じ科の仲間の花
エゾスカシユリ2


花