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- 科名・属名 : ユリ科 ユリ属
- 特徴 :
草丈50〜100cmの多年草。
鱗茎は白色で直径2〜4cm。
葉はあまりつかず、披針形で長さ8〜15cm。縁は色が薄くて白く縁取られたように見える。
花は茎頂に数個、漏斗形で横向きに咲く。花被片は淡紅色〜白色、長さ10〜15cm、先はやや反り返る。
- 分布・生育地 :
本州(中部地方以西)〜九州 (国外:日本固有) 丘陵や山地の草地
- 花期 : 6〜7月
- 撮影月日・場所 :
2011年7月15日 高知県天狗高原 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 中・花、下・葉 同 上
- 撮影記 :
薄いガスのかかった草原に、点々と淡紅色というより白色に近いのユリの花が咲いていた。
中部地方から西に分布しているササユリだ。ただ、ここの花は葉の縁が白く彩られるためフクリン(覆輪)と呼ばれ、品種扱いされる。
覆輪タイプを目にしたことがなかっただけに珍しかったが、四国では覆輪タイプが普通だそうだ。
そのため、「高知県植物誌」でも品種扱いしていないが、ここではササユリの品種と位置づけた。
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