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- 科名・属名 : ユリ科 ユリ属
- 特徴 :
草丈50〜100cmの多年草。
鱗茎は卵形、白色で直径2〜4cm、苦味はない。
葉はあまり多くはつかず、披針形で長さ8〜15cm。
花は茎頂に数個、漏斗形で横向きに咲き、花被片は白色〜淡紅色、長さ10〜15cm。内片が外片より幅広く、先はやや反り返る。葯は赤褐色。
果実(刮ハ)は倒卵形、長さ3〜4cm。
葉の縁が白く彩られるものがあり、
●フクリンササユリ(f. albomarginatum)という品種となっている。
- 分布・生育地 :
本州(中部地方以西)〜九州 (国外:日本固有) 丘陵や山地の草地
- 花期 : 6〜7月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 1985年6月2日 静岡県天竜市 中上・全体2 2017年7月12日 石川県白山市 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・花1 1987年6月14日 静岡県磐田市 左下・花2 2017年7月12日 石川県白山市 右下・葉 同 上
- 撮影記 :
東日本のユリの名花がヒメサユリとすれば、西日本はこの花になると思う。
淡い淡紅色の花は、ヒメサユリと同じように清楚な美しさを感じさせる。
花の写真のものはやや紅色を帯びているが、中には紅紫色の濃いヒメサユリに近い色の花もあるようだ。
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