コオニユリ(小鬼百合)

Lilium leichtlinii


コオニユリ

  • 科名・属名 : ユリ科 ユリ属
     注.APG分類では、学名(f. pseudotigrinum)

  • 特徴 :
     草丈50〜80cmの多年草。
     オニユリに似ているが、鱗茎は小さくて白色で、長い匐枝をひく。
     葉の付根に珠芽(むかご)がない。
     花は赤橙色で小型、花つきはやや少なく、よく結実する。花柱は子房より長い。

  • 分布・生育地 :
     北海道〜九州 (国外:朝鮮、中国(東北部)、ウスリー)
     山地の草原

  • 花期 :  7〜9月

  • 撮影月日・場所 :
     1994年7月31日 福島県燧ケ岳麓
     (上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中・花 2015年9月5日  静岡県熱海市
     下・葉    同  上

  • 撮影記 :
     オニユリによく似ているが、全体に小ぶりで、和名とは異なり優しい感じがする。
     草原に多く、この写真を撮影した尾瀬でも、湿原の乾燥化が進んだ場所で見かけた。
     熱海の山でも草原で他の秋草と一緒に咲いていた。

  • 同じ科の仲間の花
花

葉