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- 科名・属名 : ユリ科 シライトソウ属
(注.APG分類ではシュロソウ科(MELANTHIACEAE))
- 特徴 :
草丈15〜40cmの多年草。
根出葉はロゼット状につき、長楕円形〜倒披針形で長さ3〜14cm。先はやや鈍く、下部は次第に細くなって柄となり、縁には細かい波状の鋸歯がある。茎葉は線形〜披針形。
花は花茎の先に長さ5〜20cmの穂状花序となり、花被片は6個で白色、上方の4個の花被片は線形で長さ4〜12mm、先がやや太くなる。下方の2個は短い。
果実(刮ハ)は長楕円形で長さ3〜4mm。
- 分布・生育地 : 九州(佐賀県) 湿った岩場
- 花期 : 5〜6月
- 撮影月日・場所 :
6月1日 佐賀県 中以下全て 同 上
- 撮影記 :
シライトソウの変種で、上方の花被片の長さが4〜12mm(シライトは7〜12mm)で、先がやや太く(同 明らかに太くなる)という違いがある。
九州・佐賀県の一部の山の湿った岩場だけに生える希少種のため盗掘が多く、以前撮影したものであるが撮影年は省かせてもらった。
撮影した日は雨、岩壁に咲いている花を撮影しようとするとカメラを上に向けると、レンズに雨粒があたって苦労した。
びっくりするほど美しい花というわけでもないのに、産地が限られ珍しいというだけで盗掘される。我々日本人のモラルはどうなっているのだろうか、本当に嘆かわしい。
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