クロユリ(黒百合)

Fritillaria camtschatcensis


クロユリ1

  • 科名・属名 : ユリ科 バイモ属

  • 特徴 :
     草丈10〜50cmの多年草。
     地下に白色の鱗片がある。
     葉は3〜5個が輪生して数段につき、葉身は披針形〜長楕円状披針形、長さ3〜10cm。
     花は茎頂に1〜数個、横向きかやや下向きに咲く。花被片は6個、暗紫褐色〜黒紫色で内側に網目模様があり、長楕円形で長さ2.5〜3cm。雄しべは6個、花被片の半分の長さ。花柱は基部から3岐する。
     北海道や本州の高山に生え、2倍体で結実する高山型をミヤマクロユリ、北海道以北の低地で、草丈が大きく、花が3〜7個つき、結実しないものをエゾクロユリとする考え方があるが。ここではミヤマクロユリを変種とし、それ以外は本種とした。

  • 分布・生育地 :
     北海道 (国外:サハリン、ウスリー、カムチャッカ、北アメリカ(北部)
     低地の草地

  • 花期 :   6〜7月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 1990年6月24日  北海道厚岸郡
     中・全体2 1990年6月23日   同  上
     (上、中は拡大写真あり、写真をクリック)
     左下・花 1986年6月12日  北海道礼文島
     右下・葉 1990年6月24日  北海道厚岸郡

  • 撮影記 :
     高山に生えるミヤマクロユリ似ているが、全体的に大きくて花数も多い。
     北海道の低地の草地に生え、ここでは別種としたが、両種を広義のクロユリとして分けない考え方も強い。

  • 葉

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クロユリ2

花