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- 科名・属名 : ユリ科 バイモ属
注.APG分類では、学名(F. camtschatcensis var. keisukei)
- 特徴 :
草丈10〜20cmの多年草。
地下に分裂しやすい白色の鱗茎がある。
葉は茎の上部に3〜5個が輪生し、2〜3段つき、披針形〜長楕円状披針形、長さ3〜10xm。
花は茎頂に2〜3個、横向きか斜め下向きに咲く。花被片は6個、暗紫褐色〜黒紫色で黄色の網目模様があり、長楕円形で長さ2.5〜3cm。雄しべは6個、柱頭は3裂する。
クロユリと区別しない考え方もあるが、2倍体の高山型で結実するタイプを本種とする考え方に従った。
- 分布・生育地 :
北海道、本州(東北、中部の高山) (国外:サハリン、ウスリー、カムチャッカ、北アメリカ(北部) 高山の草地
- 花期 : 6〜8月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 1981年7月5日 山梨県北岳 中・全体2、以下全て 同 上 (上、中は拡大写真あり、写真をクリック)
- 撮影記 :
この花にまつわる悲恋の言い伝えと、その色合いから有名な高山植物であるが、草丈が10〜20cmと小さいことから気がつかない登山者も多い。
また色も黒色というより暗紫褐色〜黒紫色で内側に黄色い網目模様あるなど、黒百合というにはやや無理がある気もする。
高山の草地に生えるが、夏山シーズンでもやや早い時期に咲いていて、この写真もキタダケソウを撮影にいった際、稜線の草地に咲いていた。
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