ミカワバイケイソウ(三河梅尅吹j

Veratrum stamineum var. micranthum


ミカワバイケイソウ1

  • 科名・属名
  • : ユリ科 シュロソウ属

  • 特徴

  •  草丈1m程度の多年草。
     コバイケイソウの変種で、葉は長楕円形〜楕円形で、長さ15〜30cm、幅7〜20cmとコバイケイソウより長く、幅は狭い。葉の裏には短毛が多い。
     花は花茎の先に多数複総状花序につく。花冠は白色でコバイケイソウより小型で、花被片には縁に細かい切れ込みがある。

  • 分布・生育地

  •  中部地方(南部) 低地の湿地

  • 花期
  • : 4〜5月

  • 撮影月日・場所

  •  1999年5月9日 愛知県葦毛湿原
     中 2006年5月3日 同 上
     アップ  同 上

  • 撮影記

  •  氷河時代に低地に進出したコバイケイソウがその後の温暖化で、東海地方などの低地の湿原や湿地に取り残された変種である。
     GWの頃に咲き、コバイケイソウのように沢山の花をつけるが、小花柄が長いことからややまばらに花をつけているように見える。
     愛知県豊橋市の葦毛湿原はこの花が簡単に見られるが、木道から離れているか木立の間で咲くため、撮影しづらい。

     葦毛湿原のこの花、湿原内では咲かない年や撮影困難な遠くに咲いていることも多い。
     湿原の近くに手にとって見られる場所があり、2006年、そこでアップを撮影した。

    同じ科の仲間の花
ミカワバイケイソウ2

花アップ