ミヤマバイケイソウ(深山梅尅吹j

Veratrum grandiflorum f. alpestre


ミヤマバイケイソウ1

  • 科名・属名 : ユリ科 シュロソウ属
     注.APG分類では、シュロソウ科(MELANTHIACEAE)、学名(V. alpestre)

  • 特徴 :
     草丈50〜80cmの多年草。
     花は緑白色でバイケイソウと同じであるが、より小ぶりで花被片も1cmと小さく、コバイケイソウと同じような環境で、両者の中間的な性質を帯びたものを、恐らく両者の中間雑種と思われるという考え方に従った。
     しかし、まだはっきりした研究結果は出ておらず、バイケイソウに含める考え方も強い。

  • 分布・生育地 :
     北海道〜本州(中部以北) (国外:朝鮮、中国(東北部)、サハリン、千島列島、カムチャッカ、ウスリー)
     亜高山帯〜高山帯の湿地

  • 花期 :   7〜8月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 1984年7月20日  北海道利尻岳
     中・全体2 1981年7月21日  北海道大雪山
     (上、中は拡大写真あり、写真をクリック)
     左下・花 2011年7月25日  山梨県北岳
     右下・葉 1984年7月20日  北海道利尻岳

  • 撮影記 :
     バイケイソウと同一種とする考え方や、高山型の品種、あるいは別種とする考え方などがあり、まだははっきりしていない。
     バイケイソウは山地の林下や湿地などで見るが、ここでは北岳や大雪山などの高地に咲いていたものを本種とした。
     コバイケイソウと異なり、割合にポツポツ咲いていることが多いが、大雪山高根ヶ原では群生していて見事だった。この年は花の当たり年だったのだろうか。

  • 葉

    同じ科の仲間の花
ミヤマバイケイソウ2

花