a nangokurakkyou

ナンゴクヤマラッキョウ(南国山辣韮)

Allium austrokyushuense


ナンゴクヤマラッキョウ

  • 科名・属名 : ユリ科 ネギ属
     注.APG分類ではヒガンバナ科(AMARYLLIDACEAE)

  • 特徴 :
     草丈20〜60cmの多年草。
     葉は線形で、長さ20〜50cm、径2〜3mm。断面は三角形で中実。
     花は花茎の先に多数が球状の散形花序となり、花被片は紅紫色で長さ約5mm、平開しない。
     花の白いものがあり、
     ●シロバナナンゴクヤマラッキョウ(仮称)という。
     これまでヤマラッキョウと混同されていたが、ヤマラッキョウの葉の断面が扁平・中空であるのに対し、断面が三角形・中実であることから、別種として発表された。

  • 分布・生育地 :
     九州(鹿児島県)  山地の草原

  • 花期 :  11〜12月

  • 撮影月日・場所 :
     2011年11月17日  鹿児島県鹿児島市
     中・花、以下全て    同  上

  • 撮影記 :
     遠くに海を望む高台の草地、枯れた草の間に点々と紅紫色のこの花が咲いていた。
     11月も半ばを過ぎると、関東周辺では馴染みの花しか見られない。
     「野の花めぐり(秋・初冬編)」(南方新社 大工園認著)に出ていたこの花との出会いを求めて鹿児島までやってきた。
     葉の断面が違うということなので、断面の写真もしっかり撮影した。

  • 葉断面

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花

シロバナナンゴクヤマラッキョウ