ノカンゾウ(野萱草)

Hemerocallis fulva var. longituba


ノカンゾウ1

  • 科名・属名
  • : ユリ科 ワスレグサ属

  • 特徴

  •  草丈50〜70cmの多年草。
     葉は線形で、長さ50〜70cm、幅1〜1.5cm。
     花は50〜70cmの花茎の上部で花序が2分し、それぞれ10個程度、花被片は6個、橙赤色で長さ7〜8cm。先はやや反り返り、花筒は長さ2〜4cmと長い。
     ヤブカンゾウの花は八重であるのに対し、本種は1重なので区別できる。

  • 分布・生育地

  •  本州〜沖縄  田の畦や溝の縁、野原

  • 花期
  • : 7〜8月

  • 撮影月日・場所

  •  2001年7月20日 栃木県今市市
     中 1991年8月15日 静岡県磐田郡
     上は拡大写真あり(写真をクリック)
     下・花 2008年7月6日 東京都日野市

  • 撮影記

  •  根茎が横に這うので群生している場合が多く、電車の窓からでも田の畦に咲いている光景を目にする。
     中と下の写真は川の堤防上の草むらに生えていたもので、こんなところでもよく見かける。
     よく似た環境にヤブカンゾウも生えていることが多いが、この花は花被片が一重で橙赤色であるので区別できる。
     特に花の橙赤色の濃いものを「ベニカンゾウ」と呼ぶことがある。

    同じ科の仲間の花
ノカンゾウ2

花