ヤブカンゾウ(藪萱草)

Hemerocallis fulva var. kwanso


ヤブカンゾウ1

  • 科名・属名 : ユリ科 ワスレグサ属
     注.APG分類では、ススキノキ科(XANTHORRHOEACEAE)

  • 特徴 :
     丈50〜100cmの多年草。帰化。
     葉は広線形、長さ40〜90cm、幅2〜4cm。
     花は花茎の先に橙赤色で八重咲き、直径約8cm程度の花を数個つける。雄しべと雌しべは花弁化する。花筒は長さ約2cm。
     3倍体で結実しない。

  • 分布・生育地 :
     帰化(中国原産)(北海道〜九州) (国外:中国他は?)
     道端や土手、林縁

  • 花期 :  7〜8月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 1995年7月18日  徳島県美馬郡
     中上・全体2 2013年7月14日  茨城県行方市
     中中・全体3(群落) 2022年7月7日  神奈川県鎌倉市
     (上、中上、中中は拡大写真あり、写真をクリック)
     中下・花1 2013年7月14日  茨城県行方市
     左下・花2 2022年7月7日  神奈川県鎌倉市
     右上・葉1 2018年6月21日  東京都日野市
     右下・葉2 2022年7月7日  神奈川県鎌倉市

  • 撮影記 :
     中国の原産で、有史以前に帰化したと考えられている。
     このため、生えている場所も林縁や土手など人家の近くが多く、現在では北海道〜九州まで分布している。
     八重咲で花は大きく、よく似たノカンゾウは花弁が1重で大きさもやや小さいので区別できる。
     果実はできず、この点でも同じく有史以前の帰化であるヒガンバナと同様である。

  • 葉1

    葉2

    同じ科の仲間の花
ヤブカンゾウ2

ヤブカンゾウ3(群落)

花1

花2