オオアマドコロ(大甘野老)

Polygonatum odoratum var. maximowiczii


オオアマドコロ

  • 科名・属名
  • : ユリ科 ナルコユリ属

  • 特徴

  •  草丈60〜100cmの多年草。
     茎は斜上し、はっきりした稜がある。
     葉は互生し長楕円形で、長さ10〜30cm。先は尖り、裏面脈上に細かい突起がある。
     花は葉腋から2〜4個下垂し、筒形、白色で先は緑色で浅く6裂し、長さ約2.5cm。

  • 分布・生育地

  •  北海道〜本州(北部) 山地の林縁、草地

  • 花期
  • : 5〜6月

  • 撮影月日・場所

  •  2010年5月24日 北海道旭川市
     下・茎   同 上

  • 撮影記

  •  北海道には住んでいたこともあるうえ、花見行にも何度も出かけているにもかかわらず、普通種であるこの花の撮影ができていなかった。
     礼文島の帰りに立ち寄った旭川市の低山で、この花を気にかけながら歩いた。すると、すぐに咲き始めのこの花らしき株に出会った。茎に稜がないオオナルコユリとの違いは茎に稜があり、この花であることがわかった。
     また、アマドコロとは大きさが1m近くなり、葉がはるかに大きい。  写真の花はまだ完全に伸びきっていないこともあり高さは60〜70cmであるが、伸びきると高さ1mにもなるような株もあるようだ。

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茎