アマドコロ(甘野老)

Polygonatum odoratum var. pluriflorum


アマドコロ

  • 科名・属名 : ユリ科 アマドコロ属
     注.APG分類ではキジカクシ科(ASPARAGACEAE)

  • 特徴 :
     草丈30〜60cmの多年草。
     茎には稜があり、上部は弓状に曲がる。
     葉は互生し、長楕円形〜狭楕円形で、長さ5〜15cm、幅2〜5cm。両面毛がなく、裏面は粉白を帯びる。
     花は葉腋に筒形の花が1〜2個、垂れ下がってつく。花筒は白色で1.5〜2cm、先は緑色を帯びる。
     果実(液果)は球形で径約1cm、黒紫色に熟す。

  • 分布・生育地 :
     北海道〜九州  山野の草地

  • 花期 :  4〜5月

  • 撮影月日・場所 :
     1998年5月31日  群馬県赤城山
     中・花 2009年6月13日  熊本県阿蘇
     下・果実 2014年8月29日  石川県羽咋市

  • 撮影記 :
     アマドコロの仲間も感じがよく似ていて、しっかり覚えないと混乱する。
     一番わかりやすいのは、茎に触ると稜があることで、よく似たナルコユリの茎は丸い。
     和名の由来は、根が食用になり甘く、サトイモ科のオニドコロに似ていることから付けられている。

  • 同じ科の仲間の花
花

果実