オオバジャノヒゲ(大葉蛇の髭)

Ophiopogon planiscapus


オオバジャノヒゲ1

  • 科名・属名 : ユリ科 ジャノヒゲ属
     注.APG分類ではキジカクシ科(ASPARAGACEAE)

  • 特徴 :
     草丈20〜30cmの多年草。
     根は長い匐枝があり、所々紡錘状に膨れる。
     葉は線形で、長さ30〜50cm、幅4〜6mm。やや厚みがあり、縁の鋸歯は不明確。
     花はやや太い花茎の先に10個程度下向きに咲き、花冠は淡紫色〜白色で、長さ6〜7mm。
     種子(果皮が早く落ち、種子が果実のように見える)は球形でいくつかまとまってつき、径9〜10mm、コバルト色に熟す。

  • 分布・生育地 :
     本州〜九州  山野の林下

  • 花期
  • :  7〜8月
  • 撮影月日・場所 :
     1998年6月21日  千葉県夷隅郡
     中 2014年7月23日  神奈川県丹沢
     下・花    同  上

  • 撮影記 :
     匐枝を出して増えるため、平地の林下に群生していることが多い。
     夏に咲くため、低地林の林下は暑いうえにヤブ蚊も多く、積極的に行く気にはならない。
     よく似たジャノヒゲに比べると、葉の幅が広く、縁の鋸歯ははっきりしない。

  • 同じ科の仲間の花
オオバジャノヒゲ2

花