オオウバユリ(大姥百合)

Cardiocrinum cordatum var. glehnii


オオウバユリ

  • 科名・属名 : ユリ科 ウバユリ属

  • 特徴 :
     草丈80〜150cmの多年草。
     ウバユリによく似ているが、より大型で同様に花期には葉が枯れている。
     葉は茎の中部以下にまとまってつき、広卵形で長さ15〜25cm、基部は心形。
     花は総状花序になり10〜20個つき、緑白色で長さ10〜15cmあり、ウバユリより大きい。
     果実(刮ハ)は楕円形、長さ4〜5cm。種子は扁平で膜がある。

  • 分布・生育地 :
     北海道、本州(中部地方以北) (国外:南千島、樺太)
     落葉樹林下

  • 花期 :   7〜8月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体 2007年8月5日  長野県北安曇郡
     中・群落 2016年7月24日  群馬県利根郡
     (上、中は拡大写真あり、写真をクリック)
     下左・花 2007年8月5日  長野県北安曇郡
     下右・果実 2008年9月6日  長野県白馬山麓

  • 撮影記 :
     何度も見かけているのにいい花の写真がなく、今年やっと白馬山麓で撮影した。
     黄緑色でパッとしない花だと思っていたが、花の内部を覗き込むと紫色の模様が上品な花だった。
     果実も10個以上つくので見映えがし、ある図鑑ではこの枯れたものが花材に使われるとあった。

  • 果実

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花