セトウチホトトギス(瀬戸内杜鵑草)

Tricyrtis setouchiensis


セトウチホトトギス1

  • 科名・属名 : ユリ科 ホトトギス属

  • 特徴 :
     草丈30〜60cmの多年草。
     葉は互生し、卵状楕円形〜狭長楕円形で、長さ8〜18cm。
     花は茎頂、葉腋に1〜2個つき、花被片は長さ約2cm、白色で紫色の斑点があり、基部に黄色の斑点がある。また、花糸や花柱に紫斑がある。
     ヤマジノホトトギスに似ているが、花被片の基部の黄色の斑点や花柱や花糸に紫色の斑点がある点が異なる。

  • 分布・生育地 :
     本州・四国の瀬戸内海沿岸  山地

  • 花期 :  8〜9月

  • 撮影月日・場所 :
     2011年9月17日  香川県高松市
     中、以下全て    同  上

  • 撮影記 :
     台風の影響で小雨の降る中、低地で見かけたこの花はまだ固い蕾でがっかりした。
     標高の高い場所ならと山中に分け入ると、ここではちょうど花盛り。林下で薄暗いものの、風の影響は少ない。
     ヤマジノホトトギスとは花柱にも紫斑があることや花弁の基部に黄色の斑点があることが違いである。

  • 花2

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セトウチホトトギス2

花1