ヤマジノホトトギス(山路の杜鵑草)

Tricyrtis affinis


ヤマジノホトトギス

  • 科名・属名
  • : ユリ科 ホトトギス属

  • 特徴

  •  草丈30〜60cmの多年草。
     茎には斜め下向きの毛があり、葉は卵状長楕円形〜狭長楕円形で、長さ8〜18cm、まばらに毛がある。
     花は茎頂と葉腋に1〜2個つき、上向きに咲く。花被片は白色で紅紫色の斑点が少なく、上半部は平開するも反り返らない。
     花柱に紫斑はなく、花柄には毛が多い。

  • 分布・生育地

  •  北海道(南西部)〜九州 山地の林下

  • 花期
  • : 8〜10月

  • 撮影月日・場所

  •  1989年9月10日 兵庫県六甲山系
     アップ 1987年9月23日 京都府大江山

  • 撮影記

  •  ヤマホトトギスとは、分布域も重なり、咲く場所も似ていてよく混乱する。
     本種は、花被片が広がりはするものの反り返らず、紅紫色の斑点も少ない。花柱には紫斑がない、という特徴がある。
     関東でも見なかったわけではないが、関西の山で撮った写真ばかりになった。

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花アップ