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 科名・属名 : ユリ科 ショウジョウバカマ属注.APG分類ではシュロソウ科(MELANTHIACEAE)
 
 
特徴 :草丈10〜20cmの多年草。
 根出葉は多数つき、狭長楕円形〜倒披針形で、長さ10〜18cm。質がやや薄く、縁が細かい波状になる。
 花はロゼット状の根出葉の中心からでた花茎の先につき、花冠は白色で、花被片は6個。
 分布・生育地 :本州(関東地方以西)、四国
 山野のやや湿った所
 花期 :  3〜4月
 撮影月日・場所 :2007年4月8日  千葉県清澄山
 中 2012年4月13日  徳島県名西郡
 右下、花1,2    同  上
 左下・葉 2007年4月8日  千葉県清澄山
 撮影記 :この花ショウジョウバカマの白花ではなく、別の種類である。
 関東地方で記録のある清澄山を十数年ぶりに訪れみると、崩壊や落石などで道は大きく荒れていたが、目星をつけた岩壁ですぐに株は見つかった。
 やや高い位置にある花を撮影し葉をと見ると、縁の不規則な鋸歯がない。このあたりは本種しか記録がなく間違いないと思うが、葉縁のギザギザも必ずしも同定の根拠とはならないような気がする。
 それよりも、あっという間に数匹のヤマビルが這い上がってきたのには、驚いた。増えているとは聞いていたものの、春早くにこれだけの数が出てくるとは。これでは夏に来ることは尻込みせざるをえない。
 その後、徳島県でも花に出会ったが、白だけでなくオレンジ色をした花もあった。
  
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