シュロソウ(棕櫚草)

Veratrum maackii var. japonicum


シュロソウ1


  • 科名・属名 : ユリ科 シュロソウ属
     注.APGV、W分類ではシュロソウ科(MELANTHIACEAE)、学名(V. maackii var. reymondianum)

  • 特徴 :
     草丈50〜100cmの多年草。
     茎の根元がしゅろ状の繊維に包まれる。
     葉は茎の下部に集まり、葉身は長楕円形で、長さ20〜30cm、幅6〜10cm。上部の葉は小さく、細くなる。
     花は花茎の先に円錐花序になってつき、径1〜1.5cm。花被片は6個、暗紫褐色、基部が粘る。雄花と両性花がある。
     別名 オオシュロソウ

  • 分布・生育地 :
     本州(中・北部)、北海道 (国外:日本固有)
     山地の林下や湿った草原

  • 花期 :   6〜8月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 1998年6月28日  青森県八戸市
     中・全体2 1981年7月19日  北海道夕張岳
     (上、中は拡大写真あり、写真をクリック)
     左下・花 2018年7月20日  長野県美ヶ原
     右下・葉 1981年7月19日  北海道夕張岳

  • 撮影記 :
     アオヤギソウに姿、形はそっくりで、花が暗紫褐色であることが異なる。
     山地の湿った草原で見ることが多いものの、この写真は、青森県の海岸草原で撮影した。
     北海道の山地でもよく見かける。

  • 葉

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シュロソウ2

花