タカサゴユリ(高砂百合)

Lilium formosanum


タカサゴユリ

  • 科名・属名 : ユリ科 ユリ属

  • 特徴 :
     草丈30〜150cmの多年草。逸出帰化。
     鱗茎は球形〜広卵形で、径約5cm、黄味を帯びる。
     葉は多数互生し、線形で長さ10〜25cm、幅0.4〜1.2cm。基部はやや茎を抱く。
     花は茎の先に1〜数個、横かやや下向きに咲き、花被片は6個、ラッパ状で長さ15〜20cm、径約13cm。花の内部は白色〜乳白色で、外面は中肋に沿って赤紫色を帯びる。

  • 分布・生育地 :
     逸出帰化(台湾原産)  道端、法面、石垣

  • 花期 :  7〜11月

  • 撮影月日・場所 :
     2005年8月21日  愛知県豊橋市
     中、花1    同  上
     下、花2 2014年8月29日  石川県羽咋市

  • 撮影記 :
     もともとは観賞用だったものが逸出帰化したようだが、自家受粉をし、貧栄養の土地でもよく育つことから、近年爆発的に増えている。
     道端や道路の法面などに群生しているのはともかく、広い川原の真ん中、石ころだらけの中に群生しているのを見ると、美しいというよりゾッとする。
     花の外側に赤紫色を帯びた筋があるのが特徴であるが、この花と沖縄などに自生するテッポウユリとの雑種でシンテッポウユリと呼ばれている花も増えていて、こちらの方は花の外側が白色である。

  • 同じ科の仲間の花
花1

花2