タマムラサキ(玉紫)

Allium pseudojaponicum


タマムラサキ1

  • 科名・属名 : ユリ科 ネギ属
     注.APG分類ではヒガンバナ科(AMARYLLIDACEAE)

  • 特徴 :
     草丈10〜30cmの多年草。
     葉は広線形で幅2mm程度、断面は三日月形で中実。
     花は花茎の先に多数の花が球状の散状花序につく。花被片は紅紫色で平開しない。
     花の白いものがあり、
     ●シロバナタマムラサキ(仮称)という。

  • 分布・生育地 :
     九州(鹿児島県、奄美大島)  海岸近い草地

  • 花期 :  11〜12月

  • 撮影月日・場所 :
     1994年12月23日  鹿児島県奄美大島
     中 2011年11月18日  鹿児島県南さつま市
     左下・白花    同  上
     (白花は詳細写真あり。写真をクリック)
     右上・花 1994年12月23日  鹿児島県奄美大島
     右下・葉 2011年11月18日  鹿児島県南さつま市

  • 撮影記 :
     12月も末の奄美大島で撮影したこの花は、アマミラッキョウと教えられたが、この花と同種とされていることを知った。
     その時は何気なく撮っていたので、2011年、今度は九州本土の自生地へ観察に出かけた。
     よく似たヤマラッキョウの葉の断面が円柱形で中空であるのに対し、この花は三日月形で中実であるのが特徴である。(写真の葉は三日月形ではないが)
     白花も多いと聞いていたがなかなか見つからず、やっと別の場所で見つけることができた。

  • 花

    葉断面

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タマムラサキ2

シロバナタマムラサキ