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- 科名・属名 : ユリ科 バイモ属
- 特徴 :
草丈10〜20cmの多年草。
輪茎は2個の鱗片からなる。
葉は茎の上部に対生する2個と輪生する3個の計5個つき、披針形〜広線形、長さ2.5〜6cm。先は鈍頭で無毛。葉柄はない。
花は茎頂に1個つき、横向きまたは下向きに咲き、細い鐘状筒形、花被片は長さ1.4〜2.5cm、網目状の斑紋がほとんどなく、紫色の条線があり、内側に基部近くから上に向かう腺があり、基部近くで外側に張り出し、縁に突起がない。葯は青紫色で、花糸と花柱に細かい突起がある。
果実(刮ハ)は倒卵形で横向きになり、長さ9〜14mm。
- 分布・生育地 :
四国、九州(中部) (国外:日本固有) 山地の林下
- 花期 : 3〜4月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 1997年4月12日 香川県三豊郡 中上・全体2 2013年3月22日 同 上 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・花 1997年4月12日 同 上 左下・葯 2013年3月22日 同 上
- 撮影記 :
ホソバナコバイモにそっくりで、違いは写真でもわかるように葯が青紫色をしていることである。
葯の色の違いが同定のポイントであるが、下を向いて咲いているので撮りづらく、地面に顔をくっつけるようにして写した。
割合に人通りの多い場所で、地面に這いつくばって写真を撮っている姿は、どんな風に見られていたのだろう。
十数年ぶりに訪れた同地で、前回とは違う場所だったが、今もかなりの株数が健在でホッとした。
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