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- 科名・属名 : ユリ科 ギボウシ属
注.APG分類ではキジカクシ科(ASPARAGACEAE)
- 特徴 :
草丈25〜50cmの多年草。
葉は狭卵形で、葉柄とともに長さ25〜40cm。基部は円心形で、裏面の脈は平滑で、平行脈の間隔は6〜12mmと広いものが多い。。
花は基部で著しく屈曲する花茎の先に花序をつくり、花序の軸が伸びきらないうちに花を咲かせる。花は淡紫色で紫色の筋は目立たない。苞葉は長さ2〜5cmで、帯白色で、直立に近く斜上する。
別名 トサノギボウシ
- 分布・生育地 :
四国東部、近畿南部 山地の湿った岩場
- 花期 : 7月
- 撮影月日・場所 :
2011年7月14日 高知県安芸市 中・花、下・花序 同 上
- 撮影記 :
沢沿いに伸びる林道を走っていると、日当りのいい岩場にタキユリが咲いているのが目に入り、車を降りた。
少し高いのと日差しがまともすぎて写真にはならなかったが、岩場を見上げていると淡白紫色のギボウシの花が目に入った。
ギボウシは同定が難しい花の一つで、生育地も同定の根拠になる。地元の方に聞くと本種ではないかとのこと。分布域からみても納得できた。
日差しの強いのには閉口したが、咲いている場所がやや近く、苞の状態などもしっかり撮影した。
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