ヤクシマノギラン(屋久島芒蘭)

Metanarthecium luteo-viride var. nutans


ヤクシマノギラン

  • 科名・属名
  • : ユリ科 ノギラン属

  • 特徴

  •  草丈10〜30cmの多年草。
     根出葉は倒披針形で、長さ5〜15cm。
     花は花茎の先に総状花序になり、淡黄緑色で長さ6〜8mm。
     ノギランと同一とする考え方もあるが、花柄が短くて花序が穂状でなく総状になることで分ける考え方があり、それに従った。

  • 分布・生育地

  •  九州(屋久島)  山地の岩場

  • 花期
  • : 6〜8月

  • 撮影月日・場所

  •  2007年8月26日 鹿児島県屋久島
     アップ  同 上

  • 撮影記

  •  急な登山道を喘ぎ喘ぎ登っていくと、道端の可愛いノギランが目に入った。この島固有の品種とされるヤクシマノギランだ。
     ノギランが30cm近い草丈になるのに対し、この花はその半分くらいもない。小さい花茎にコンパクトにまとまっていて絵になりやすい花だ。
     お世辞にも綺麗とはいえないこの花、先を急ぐ登山客には興味を持たれないようで、撮影していても誰からも問いかけはなかった。

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