ヤマトユキザサ(大和雪笹)

Smilacina hondoensis


ヤマトユキザサ1


  • 科名・属名 : ユリ科 ユキザサ属
     注.APG分類ではキジカクシ科(ASPARAGACEAE)、マイヅルソウ属(Maianthemum)学名(M. viridiflorum)

  • 特徴 :
     草丈35〜70cmの多年草。
     根茎は横に這い、径10〜15mm。
     茎は稜がなく、開出毛が多い。
       葉は互生し、小葉は5〜12個つき、葉身は卵状長楕円形〜楕円形、長さ10〜15cm。
     雌雄異株で、花序は茎頂に円錐花序となり、多数の花をつける。花序には軟毛が多い。花被片は6個、白色〜緑白色で、長さ約4mm。雄花の雌しべは6個、花被片より短く、発達は悪い。雌花は子房の先に子房の半長より長い花柱があり、柱頭の先が3裂し反り返る。
     果実(液果)は球形で赤色。
     別名 オオバユキザサ、ミドリユキザサ

  • 分布・生育地 :
     本州(奈良県以北) (国外:日本固有)
     山地の林下

  • 花期 : 6〜7月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 2003年6月29日 長野県奥志賀高原
     中上・全体2 2024年6月20日  群馬県尾瀬
     中中・全体3〜左下・花    同  上
     (上、中上、中中は拡大写真あり、写真をクリック)
     右上・葉 2015年7月13日  群馬県至仏山
     右中・葉(表) 2024年6月20日  群馬県尾瀬
     右下・葉(裏)    同  上

  • 撮影記 :
     ユキザサの仲間は区別が難しい。
     本種はヒロハユキザサによく似ているが、花序に軟毛が多く、褐色を帯びることがなどが特徴。
     和名の由来は大和の国(奈良県)にちなんでいる。
     長い間全草の写真だけだったが、尾瀬への登山道の林下、やっと花や葉を撮影できた。

  • 葉

    葉(表)

    葉(裏)

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ヤマトユキザサ2

ヤマトユキザサ3

花序

花