エラブコウモリシダ(永良部蝙蝠羊歯)

Thelypteris x insularis


エラブコウモリシダ

  • 科名・属名 : ヒメシダ科 ヒメシダ属

  • 特徴 :
     長さ25〜60cmの常緑性シダ。
     コウモリシダとケホシダ?の雑種とされている。
     コウモリシダの葉身が3出葉であるのに対し、本種では頂羽片と2〜4対の側羽片がある。
     頂羽片や側羽片の形や大きさなどはコウモリシダと変わらず、胞子嚢群も同じような形でつく。

  • 分布・生育地 :
     九州(屋久島以南)〜沖縄 (国外:台湾)
     明るい林下

  • 撮影月日・場所 :
     2007年3月18日  沖縄県西表島
     (上は拡大写真あり、写真をクリック)
     下・胞子嚢    同  上

  • 撮影記 :
       当初コウモリシダと思って撮影していたが、側羽片の数が多いので変種のホソバコウモリシダと同定した。
     しかし、シダに詳しい西表島のKさんから、コウモリシダとケホシダ?の雑種の本種だと教えられた。
     生育場所はコウモリシダと同様で、群生していたコウモリシダの中に混じって生えていた。
     一度撮影すると、それ以降は見かけても撮影しないことが多いが、調べるとこんなこともあるので、常に勉強と注意が欠かせない。

  • その他のシダ
胞子嚢群