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- 科名・属名 :
ホングウシダ科 ホラシノブ属
- 特徴 :
草丈5〜25cmの常緑性シダ。
根茎は約1.5mmと細く、匍匐して葉を隔たって疎らにつける。
葉身は3回羽状複葉、卵形〜長卵形で小羽片は狭いくさび形〜線形でやや疎らにつく。葉質は厚紙質かやや革質。
胞子嚢群は裂片の辺縁に長楕円形につく。
- 分布・生育地 :
沖縄(石垣、西表島) (国外:日本固有?) 渓流沿いのコケのついた岩上
- 撮影月日・場所 :
2007年4月28日 沖縄県西表島 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 下・胞子嚢 同 上
- 撮影記 :
朝方大雨が降ったとのことで沢は増水し、途中まで進んだが渡渉が必要な目的地まではとても行けそうになかった。
仕方なく沢沿いや林下での観察に切り替える。
まだ4月と言うのに蒸し暑く、少し歩き回るだけで汗が流れ落ちる。
沢沿いの苔むした岩上のイリオモテスミレの葉を見ていると、すぐそばにホラシノブの仲間らしいシダが生えていた。
八重山諸島にしかないと事前にチェックしていたこのシダだ。小さな葉の先にも胞子嚢が付いていた。
その他のシダ
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