ハコネシダ(箱根羊歯)

Adiantum monochlamys


ハコネシダ

  • 科名・属名 :
     イノモトソウ科 ホウライシダ属

  • 特徴 :
     草丈20〜40cmの常緑性シダ。
     根茎は短く、匍匐〜斜上し、密に黒褐色の鱗片をつける。
     葉身は三角状卵形で3回羽状に分岐し、長さ10〜26cm。小葉は倒三角状卵形で質は硬く、基部はくさび形、基部側は全縁、上縁は不規則な鋸歯縁。葉柄は光沢ある紫褐色〜赤褐色で長さ8〜18cm。
     胞子嚢群は小葉に1個つきほぼ円形、反転する辺縁は長楕円形、胞子嚢群のつく上縁はやや窪む。

  • 分布・生育地 :
     本州〜九州(最南部を除く) (国外:世界各地の暖地)
     やや乾いた林内の岩上、地上

  • 撮影月日・場所 :
     2008年12月29日  静岡県浜松市
     (上は拡大写真あり、写真をクリック)
     下・胞子嚢    同  上

  • 撮影記 :
     同じような形をして岩場に着くホウライシダによく似ているが、このシダは小葉の形が倒三角状卵形で質は硬く(ホウライは扇形で草質〜膜質)、胞子嚢群も1個しかつかない(ホウライは各裂片につく)。
     また、ホウライシダがやや水気のある崖地などに多いのに対し、このシダはやや乾いた林下の岩場でよく見られる。
     アジアンタム(Adiantum)の仲間は美しい形状をしているためよく栽培されるが、山中の崖で風に揺れる姿の方が似つかわしい。

  • その他のシダ
胞子嚢群