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- 科名・属名 : イノモトソウ科 シシラン属
- 特徴 :
草丈25〜45cmの常緑性シダ。着生。
根茎は短く匍匐し、葉を接してつけ、線状披針形で灰褐色〜暗褐色の鱗片を密につける。
葉身は線形で、長さ25〜45cm、幅3〜5mm。尾状の先端に向けて次第に狭くなり、葉柄ははっきりせず、基部にまで翼がある。質は厚くてやや肉質、中肋は両面でやや隆起し、表面ではその両側に明瞭な溝が2本ある。
胞子嚢群は葉縁と中肋の中間の浅い溝の中に、普通葉の全長につく。乾いた葉では葉縁が少し反転して胞子嚢群を包む。
- 分布・生育地 :
本州(東京都、中部地方以西)〜九州 (国外:中国(南西部)) 山林内の樹幹や岩上に着生
- 撮影月日・場所 :
2013年4月6日 広島県廿日市市 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 中・胞子嚢群、下・葉表 同 上
- 撮影記 :
同じ仲間のシシランは各地で見かけたが、葉表に2本の溝があるというこのシダは、チェックしてもなかなか見つけられなかった。
東京都でも奥多摩の石灰岩地に産するというので探しに出かけたが、やはり空振りだった。
早春に咲く花の撮影に中国地方に出かけた際、花仲間に教えられてやっと出合うことができた。
1日中雨の降る悪天候で、林下の斜面はズルズルと足元が滑り、木の根につかまり三脚を立てやっと撮影した。
しかし、ASA感度100のフィルムでは思ったようには撮れていなかった。
その他のシダ
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