オオアマクサシダ(大天草羊歯)

Pteris semipinnata


オオアマクサシダ1

  • 科名・属名 : イノモトソウ科 イノモトソウ属

  • 特徴 :
     草丈40〜90cmの常緑性シダ。
     根茎は短く斜上し、黒褐色の鱗片がつく。
     葉身は2回羽状深裂で、三角状長楕円形〜卵形、長さ15〜40cm。側羽片は3〜8対、上側(前側)は全縁で、下側(後側)は羽状に深裂〜全裂する。小羽片は基部のものが最大で、大きいものは長さ8cm、幅4〜7mm、比較的広い間隔でつく。胞子嚢のつかない裂片の辺縁には微鋸歯っがる。葉柄は赤褐色〜紫褐色で光沢があり、長さ20〜50cm。
     胞子嚢群は裂片の辺縁にそって長く伸び、裂片の辺縁が反転して透明の偽包膜となる。

  • 分布・生育地 :
     九州(屋久島、種子島以南)〜沖縄 (国外:朝鮮、台湾、中国(南西部)〜アジア熱帯域)
     低山地のやや乾いた林下

  • 撮影月日・場所 :
     2007年3月26日  鹿児島県屋久島
     (上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中 2007年3月24日    同  上
     下・胞子嚢群    同  上

  • 撮影記 :
     よく似たアマクサシダの羽片は上側も下側も羽状に深裂〜全裂するのに対し、このシダの上側は全縁で裂けないことが異なる。
     分布もアマクサシダより南に偏し、屋久島、種子島より南の島で見られる。
     春先屋久島に出かけたとき初めてこのシダを見かけたが、上側が全縁で下側が裂ける羽片の形は、まるで鳥が羽根を広げているようですごく印象に残った。
     屋久島では比較的よく見かけたが、沖縄ではアマクサシダはよりもやや少ないように感じる。

  • その他のシダ
オオアマクサシダ2

胞子嚢群