オオバノハチジョウシダ(大葉の八丈羊歯)

Pteris excelsa


オオバノハチジョウシダ1

  • 科名・属名 :
     イノモトソウ科 イノモトソウ属
     注.APG分類では、学名(var. excelsa)

  • 特徴 :
     草丈1〜2mの常緑性シダ。
     根茎は太く、短く匍匐するか斜上し、鱗片をまばらにつける。
     葉身は2回羽状全裂、長楕円状卵形で長さ1m、幅は大きいものでは1mになる。羽片は羽状に全裂し、幅15cmになることもあろ。小羽片は線状三角形、鎌状になり、先は鋭頭〜鋭尖頭。羽軸と小羽軸の基部交点に半透明の刺がある。質は厚めの紙質、胞子嚢群のつかない羽片は縁に鋸歯がある。葉柄は長さ0.4〜1m、太くて暗紫色〜わら色、基部は暗色で光沢ははっきりしない。
     胞子嚢群は裂片の辺縁に沿って長く伸びる。

  • 分布・生育地 :
     本州(東北地方南部以南)〜九州 (国外:朝鮮、中国(中南部)〜東アジア、オセアニア)
     山地の谷間などやや湿った林下

  • 撮影月日・場所 :
     2015年7月5日  広島県広島市
     中 2015年3月20日  神奈川県南足柄市
     (上、中は拡大写真あり、写真をクリック)
     下・胞子嚢群    同  上

  • 撮影記 :
     山地の谷間など湿った林下で見られる大型のシダで、大きいものは葉柄も含め2mにもなる。
     本土でこの大きさになるシダはほとんどなく、上の写真のように大きな葉を四方に広げている姿は圧倒的な存在感がある。
     面白いのは、シダは南方のものの方が大きくなることが多いにもかかわらず、よく似て少し小振りのハチジョウシダが沖縄まで分布しているのに対し、より大型になるこのシダは九州止まりで沖縄には生育していないのは不思議だ。

  • その他のシダ
オオバノハチジョウシダ2

胞子嚢群