リュウキュウキンモウワラビ(琉球金毛蕨)

Hypodematium fordii


リュウキュウキンモウワラビ

  • 科名・属名 :
     イワデンダ科 キンモウワラビ属
     (注.キンモウワラビ科の考え方あり)

  • 特徴 :
     草丈8〜20cmの夏緑性シダ。
     根茎は短く横に這い、赤褐色で長さ1〜1.5cmの鱗片を密につける。
     葉身は2〜3回羽状複葉で、三角状長楕円形、長さ、幅とも3.5〜12cm。小羽片は卵形で、円頭〜鈍頭、辺縁は浅裂〜中裂する。質は草質で、腺毛があり裏面には特に多いが、鋭く尖った毛はない。葉柄はわら色、長さ5〜10cm、まばらに腺毛があり、基部が膨らんで葉枕となって密に鱗片をつける。
     胞子嚢群は辺縁と中肋の間につき、包膜は円腎形〜馬蹄形、まばらに腺毛がある。

  • 分布・生育地 :
     沖縄島(北部)  石灰岩の隙間

  • 撮影月日・場所 :
     2011年9月24日  沖縄県国頭郡
     下・胞子嚢    同  上

  • 撮影記 :
     石灰岩の岩峰の隙間に張り付くようにこのシダが生えていた。
     キンモウワラビのイメージが強かったため、思ったより小さいなというのが最初の印象だった。
     この属の特徴である、根元の鱗片を一杯につけた葉枕と呼ばれる膨らんだ部分を撮影したかったのだが、石灰岩の隙間の奥にあって叶わなかった。
     日本では沖縄島北部の石灰岩の隙間にわずかに生育しているだけの絶滅危惧種で、もろくて折れやすいと図鑑で見ていたので、ソーラスを撮影するためにひっくり返すのも恐々だった。

  • その他のシダ
胞子嚢群