イワヒメワラビ(岩姫蕨)

Hypolepis punctata


イワヒメワラビ

  • 科名・属名 : コバイシカグマ科 イワヒメワラビ属

  • 特徴 :
     草丈50〜120cmの夏緑性(暖地では常緑性)シダ。
     根茎は長く匍匐し、黒っぽく、密に毛をつける。
     葉は3回羽状複生〜4回羽状深裂、葉身は長楕円形〜三角状卵形、長さ22〜80(-120)cm、幅17〜70cm。下部の側羽片は広三角状披針形〜三角状長楕円形、最も幅広い最下羽片で、長さ(14-)18〜24(-31)cm、幅(3.9-)8.3〜14(-18)cm。小羽片は三角状長楕円形、長さ(2.6-)3.3〜5.8(-9.2)cm、幅(1.2-)1.4〜2.3(-3.2)cm。2次小羽片は長楕円形、円頭で基部が切形で無柄。最終裂片は円頭で鋸歯縁。質は薄い紙質で淡緑色、葉軸、葉身、葉縁に半透明の多細胞毛と腺毛がやや密にある。
     葉柄は淡緑色〜褐色で基部は暗褐色、長さ(12-)26〜42(-55)cm。鱗片はなく、半透明〜褐色の多細胞毛と腺毛がやや密にある。

  • 分布・生育地 :
     本州〜沖縄(沖縄島以北) (国外:朝鮮、中国、台湾、東南アジア)
     向陽の平地〜山地

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体 2010年10月2日  滋賀県大津市
     (上は拡大写真あり、写真をクリック)
     下・胞子嚢群    同  上

  • 撮影記 :
     あるアザミの撮影に訪れた滋賀県、明るい谷間に入っていくが目的のアザミはまったく見当たらない。近づけそうもない急な岩場にそれらしき花が見えるが、道端は先が千切れた草ばかり。どうやら鹿による食害のようだ。それにしても酷い。
     鹿の運んだヤマビルも多いと聞いていたので早々に引き上げる。
     途中の明るい林下でこのシダを見つけた。これは鹿の食害から逃れたようだ。
     岩の多い場所に生え、葉がヒメワラビに似ていることから和名がつけられているが、必ずしも岩が多い場所ばかりではなく、日当たりのいい平地〜山地で見られる。

  • その他のシダ
胞子嚢群