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- 科名・属名 :
コケシノブ科 マメゴケシダ属
- 特徴 :
着生の常緑性のシダ。
根茎は細くて長く這い、濃褐色の毛を密生する。
葉は無柄で根茎にじかにつき、楯状でほぼ円心状に広がって円形となり、径1〜2cm(大きいものは径約4cm)。若いときは半透明の膜質、古くなると暗緑色でやや厚くなる。
胞子嚢群は脈の先端につき、包膜はコップ状で長さ約1.5mm、唇部はやや二弁状で大きく反転する。
- 分布・生育地 :
南西諸島(奄美大島以南)、小笠原諸島 岩上や樹幹に着生
- 撮影月日・場所 :
2008年12月14日 沖縄県西表島 下・胞子嚢群 2009年9月25日 同 上
- 撮影記 :
突き当たりの大きな岩に、いく種類かのシダがついていて、早速撮影を始めた。
最初は全く気づかなかったが、岩肌にくっついている緑色の苔のようなもの、目を近づけるとコップ状の胞子嚢があるのが目に入った。
シダらしくはないがコケでなくてシダだ。南西諸島の岩や木につくゼニゴケシダという種類だ。
下の写真の真ん中あたりにあるクレーターみたいものが胞子嚢群で、ウチワゴケの胞子嚢群に似ている。
決して美しいと言うわけではないが、変わった姿に引かれて何カットか撮影した。
その他のシダ
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