オオカナワラビ(大鉄蕨)

Arachniodes amabilis


オオカナワラビ

  • 科名・属名 : オシダ科 カナワラビ属
     注.APG分類ではカナワラビと同一種とされ、学名(A. rhomboidea)

  • 特徴 :
     草丈50〜100cmの常緑性シダ。
     根茎はやや横走し、黄褐色で長楕円状披針形の鱗片をやや密につける。
     葉身は2回羽状複生で卵状楕円形、長さ35〜70cm、幅25〜40cm。側羽片は5〜10対、頂羽片は側羽片と同形。羽片は線状披針形、基部が最も幅広く、下部の側羽片の最下小羽片の基部後側が羽状に全裂することがある。小羽片は長楕円形、先は鋭頭〜鈍頭、基部は前側が切形、後側はくさび形、辺縁は先が刺となる鋸歯がある。質は革状草質、鮮緑色で無毛。葉柄はわら色〜褐色、長さ30〜45cm、鱗片は少ない。
     胞子嚢群は裂片の辺縁近くにつく。

  • 分布・生育地 :
     本州(関東地方以西)〜九州 (国外:朝鮮、中国、ヒマラヤ、マレーシアのアジア熱帯域)
     山地の林下

  • 撮影月日・場所 :
     2013年2月9日  高知県吾川郡
     (上は拡大写真あり、写真をクリック)
     下・胞子嚢群 2007年3月4日  埼玉県日高市

  • 撮影記 :
     ここではカナワラビと本種を別種とする平凡社の「日本の野生植物・シダ編」に依ったが、同一種とする考えも多いようで、APG分類では同一種とされている。
     この仲間はよく似たものが多く頭を悩ませる一群だが、特徴は「胞子嚢群が葉縁につく」「頂羽片がある」という点のようだ。
     写真の撮影地の高知県では、葉縁の鋸歯の先がもっと長く芒状に伸びるハガクレカナワラビと同じ林下に生育していて、違いがよくわかった。

  • その他のシダ
胞子嚢群