シラネワラビ(白根蕨)

Dryopteris expansa


シラネワラビ1

  • 科名・属名 : オシダ科 オシダ属

  • 特徴 :
     草丈40〜100cmの夏緑性シダ。
     根茎は太くて短く、横走から斜上し、匍匐枝を出し、葉を叢生する。
     葉身はやや五角状長楕円形、長さ20〜60cm、幅15〜35cm、3回羽状深裂〜全裂。羽片には短い柄があるか無柄、最下羽片はは傾いた三角状卵形、小羽片は長楕円状披針形、鋭頭〜鋭尖頭、羽状に深裂〜全裂する。裂片は幅2〜4cm、先が芒状に伸びる鋭鋸歯がある。葉質は草質、黄味が強い緑色、中軸や羽軸、小羽軸の裏面には疎らに鱗片がある。
     葉柄は長さ10〜40cm、わら色で密に鱗片をつける。鱗片は淡褐色、中央部が広い暗褐色の帯状になる場合がある。
     胞子嚢群は裂片の中肋と辺縁の中間につき円形、包膜は径約1cmで全縁。

  • 分布・生育地 :
     北海道〜九州 (国外:北半球の温帯に広く分布)
     山地林下

  • 撮影月日・場所 :
     2015年5月30日  山梨県甲州市
     中 2015年7月13日  群馬県至仏山
     (上、中は拡大写真あり、写真をクリック)
     下左・胞子嚢群 2014年7月9日  北海道知床半島
     下右・葉柄基部鱗片    同  上

  • 撮影記 :
     北海道〜九州まで分布しているが、南では高い山地限定のシダだ。逆に中部以北の山では比較的良く見かけるシダの一つである。
     私も、知床や早池峰、関東山地でも、林下でこのシダに出会った。
     良く似たオクヤマシダも似たような場所に生え同定が難しいが、葉柄の鱗片が本種では右下の写真のように中央部に黒褐色の帯が入るなどの違いがある。

  • 葉柄基部鱗片

    その他のシダ
シラネワラビ2

胞子嚢群