シマキクシノブ(島菊忍)

Pachypleuria vestita


シマキクシノブ1

  • 科名・属名
  • : シノブ科 キクシノブ属

  • 特徴

  •  草丈10〜20cmの常緑性の着生シダ。
     根茎は長く匍匐し、径約2mm、密に鱗片をつける。
     葉身は三角状長楕円形で、2〜3回羽状深裂し、大きいもので長さ14cm、幅11cm。葉柄は長いものは長さ15cmになる。
     胞子をつける葉はつけない葉よりいくらか狭く、最下羽片が一番大きく、最下羽片の第一小羽片は内先に出る傾向がある。
     小羽片は円頭、羽状に切れ込むか全縁、やや革質で緑色〜淡緑色。
     胞子嚢群は羽片の辺縁につき、包膜は円形で径1mm以下。

  • 分布・生育地

  •  九州(奄美大島以南)〜沖縄
     山地の林下の岩上、樹幹に着生

  • 撮影月日・場所

  •  2008年12月14日 沖縄県西表島
     中 2008年8月23日   同 上
     下・胞子嚢 2008年12月14日   同 上

  • 撮影記

  •  沢沿いの林下、目の高さの岩上を這う茶色の根茎から、キクの葉によく似た何枚かの葉が連なって着いていた。
     特徴的な葉からすぐにこの花とわかった。
     岩の上を這うこのシダはとても美しく、見つかると採られるというのも頷ける気がした。
     乾いた岩の上を這っているものもあったが、自生地は沢そばの岩の上が多く、一定の湿度は必要なのだろう。

    その他のシダ
シマキクシノブ2

胞子嚢