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- 科名・属名 : トクサ科 トクサ属
- 特徴 :
草丈(45-)50〜112(-204)cmの常緑性シダ。
地下茎は長く這う。地上茎は同形で直立するが長くなると倒伏し、径(2.2-)2.3〜3.3(-4.8)mm。基部または中部に1〜4本の側枝を不規則に出す。質は硬い草質、中空で淡緑色〜白緑色、8〜24の隆条があり、隆条上に細点や横しわがある。
葉鞘は長さ(0.7-)0.9〜1.2(-1.7)cm、緑色。歯片は狭披針形、長さ(1.7-)1.9〜3.4(-6)mm、宿存性で基部は緑色、先端寄りは褐色。
胞子嚢穂は茎の先に単生し、長さ(0.8-)1.1〜1.5(-1.9)cm、幅(0.3)0.4〜0.6(0.9)cm。柄はなく先端は鈍頭〜微突起状。
- 分布・生育地 :
本州〜沖縄(沖縄島以北) (国外:ロシア、朝鮮、中国、南アジア、ヨーロッパ、アフリカ) 山麓の路傍
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2013年7月14日 茨城県行方市 中上・全体2 2022年8月29日 神奈川県川崎市 中中・全体3、以下(左下・胞子嚢2を除き) 同 上 (上、中上、中中は拡大写真あり、写真をクリック) 左下・胞子嚢穂2 2013年7月14日 茨城県行方市
- 撮影記 :
トクサに似ていることから和名がつけられているが、側枝のないトクサとは異なり、不規則に1〜4本の出す。
茨城県にある花を撮影に出かけた。その花は昼過ぎにしか花を開かせないので、時間つぶしに周囲を歩いて見た。
梅雨の末期の真夏の日差し、暑すぎるのか花は少なかったが、道端の向陽地にこのシダが群生していた。
トクサかと思ったが、所々に側枝がいくつか出ていて違うことが分かった。
その他のシダ
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