コバノヒノキシダ(小葉の檜羊歯)

Asplenium sarelii


コバノヒノキシダ

  • 科名・属名 :
     チャセンシダ科 チャセンシダ属

  • 特徴 :
     草丈10〜30cmの常緑性シダ。
     根茎は短く、斜上し、黒褐色で披針形の鱗片をつけ、葉を叢生する。
     葉身は2〜3回羽状複生、広披針形〜長楕円形、長さ5〜15cm、幅2.5〜7cm。下部の羽片はやや短くなり、羽片は三角状披針形で鈍頭、幅1〜1.5cm、短柄がある。小羽片は卵形、鋭頭〜鈍頭。裂片は広い倒披針形で長さ3〜4mm、幅1.5〜2mm。質は草質、基部は短いくさび形で縁には少数の鋭い鋸歯がある。葉柄は長さ2〜10cm、淡緑色で下部は黒褐色、披針形〜線状披針形、長さ2〜4mmの鱗片をつける。
     胞子嚢群は裂片に1〜3個接近してつき、長楕円形または長く伸び、包膜は細長い。

  • 分布・生育地 :
     本州(東北地方南部以南)〜九州 (国外:朝鮮、中国〜ヒマラヤ)
     山野の日当たりのいい岩上や石垣

  • 撮影月日・場所 :
     2009年8月15日  静岡県浜松市
     (上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中・胞子嚢群 2007年8月4日  群馬県富岡市
     下・葉面 2009年8月15日  静岡県浜松市

  • 撮影記 :
     山野の日当たりのいい岩上や石垣の間などでよく見かけるシダである。
     岩の上に広がるように葉を叢生し、葉面はやや青みを帯びた明るい淡緑色のため、割合によく目立つ。
     シダの写真を撮り始めた頃から撮影していたシダだったが、普通種であることで手抜きの写真が多く、期待通りの写真は少なかった。
     よく似たコウザキシダは、裂片につく胞子嚢群が1個であることから見分けられる。

  • その他のシダ
胞子嚢群

葉表