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- 科名・属名 :
チャセンシダ科 ホウビシダ属
- 特徴 :
草丈20〜40cmの常緑性シダ。
根茎は長く横走し、背側に2〜3mmの間隔で葉をつける。根は根茎の背腹の両側から出る。
葉身は単羽状で披針形〜長楕円状披針形、長さ10〜25cm、幅4〜6cm。羽片は卵状長楕円形、長さ3〜4cm、先は鈍頭になることが多い。
胞子嚢群は線形で、辺縁から1mmくらい内側、または辺縁と中肋の中間につき、長さ3〜4mm。
- 分布・生育地 :
沖縄 深い林の斜面、渓流沿いの岩間
- 撮影月日・場所 :
2013年6月26日 沖縄県沖縄島 中、下・胞子嚢 同 上
- 撮影記 :
やや暗い林下を下りてきた沢沿いの斜面、前回このシダを探しにきた場所とさほど離れていない岩場に生えていた。
前回、これがそうだと教えられたシダは何となくナンゴクホウビシダのような感じがしていたのだが、今度ははっきり違うとわかった。
ナンゴクホウビシダに比べると羽片の先が鈍頭になることが特徴のようで、生育場所もナンゴクのような湿った水の滴るような岩場ではなく、岩の間の土の上に生えることが多いようだ。
生えていた場所は湿った沢沿いの谷間、いかにもハブが生息していそうで、ゴミなどを取るため手を伸ばすときも、細心の注意を払った。
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